昨日の続きです。

講演会が始まる前、「柴本さん!」と声をかけてこられた方がいらっしゃいました。
(あ、どこかでお会いしたけど、どこだっけ?)、とびっくりする私に、「別府リハビリテーションセンターのAですよ!」とおっしゃいます。ああ、そうだそうだ、と5年前の大分講演の時にセンターを見学した時のことを思い出して喜びながら、「え、でもなんで大分から?」と言うと、「愛媛県の佐田岬の先からは、大分が見えるくらい近いんですよ。」とのこと。(つまり、愛媛の西部に住んでいる方は、別府リハに行かれる方もいるということかな?)

そのほかにも、香川や岡山の講演でお会いした支援コーディネーターさん達からも次々声をかけられ、驚くやら嬉しいやら。「なんで?なんで?」と目を丸くする私に、「環瀬戸内ネットワーク会議」というものがあって、 兵庫、岡山、広島、山口、大分、香川、徳島、高知、愛媛の9県(長崎、三重を加えると11県)の間には連携関係があるということを伺いました。そういえば、福井、石川、富山の3県にもそんな連携関係があったなあ。
ちなみに岡山は8年前に、香川には7年前と今年1月に講演させてもらいに行っています。

さらについでにお知らせしておきますと、今年10月18(金)~19日(土)は香川にて「日本高次脳機能障害友の会第19回全国大会2019in かがわ」が催されます。18日夜は交流会、19日は1日全国大会で、全国大会では、文科省、国交省、厚労省の方たちによる講演もあります。お申し込み締め切りは、9月10日(土)です。詳しくは以下のURLへアクセスして下さい。

http://npo-jtbia.sakura.ne.jp/contents/news/

さて、講習会に話を戻しますと、「えこまち」という当事者グループによる絵本読み聞かせや歌、演奏でスタートしました。松山リハビリテーション病院の外来で、グループ訓練を行っていた方たちだそうです。とても仲が良さげで、グループ訓練があると、こういう繋がりもできるのだなあ、と感心しました。コウジさんの時はありませんでしたが、グループ療法も回復期病院では段々に取り入れられているのかな。とてもいいことだと思います。(私の講演資料にも、その必要性を記してあります。)

松山リハビリテーション病院長の木戸保秀先生の開会ご挨拶のあと、家族会「愛媛高次脳機能障害者を支援する会「あい」」の玉置孝美会長による会の紹介がありました。ほぼ毎月定例会があり、自立活動があり、とても活発な家族会だということがわかりました。
とにかく広い愛媛ですから、定例会の会場も一か所に留まらず、松山、今治、八幡浜、と持ち回りで精力的に開かれているのは、すごいと思います。

そして基調講演が、愛媛県立今治病院長の藤田学先生による、「高次脳機能障害の3症例とその問題点」でした。脳神経外科医である先生のお身内に、障害当事者がいらっしゃるとのこと。
私の大雑把な認識では、この障害に理解が深いのは、リハビリ医、精神科医、脳神経内科医、の先生たちであって、命を救って下さる急性期病院の脳外科医の先生は、退院後の患者さんのことについてはよくご存知ない、という認識です(高槻市のやまぐちクリニック院長、山口研一郎医師のように、高次脳機能障害の専門医でもある脳外科医の先生もいらっしゃるのは確かですが)。
でも脳外科医の先生が患者の命を救ってくれないことには、そこからの新しい人生は始まらないのですから、もうそれだけで本当に有難い、というのも正直なところです。

けれどお身内に当事者がいらっしゃる脳外科医の藤田先生のお話は、脳血管障害、小児脳腫瘍、多発外傷という3つの異なる原因の患者さんを取りあげ、CT画像もふんだんに使われて、とてもわかりやすかったです。有難うございました。

私の講演は、1時間という制限の中、いつものように早口になってしまいましたが、最低限お話したいことはお話したつもりです。けれど、お聞き苦しかった点がありましたら、申し訳ありませんでした。

講習会後に、家族会「あい」の方たちと雑談会がありました。
そこで、「あい」会長の玉置さんに、「柴本さんのそのエネルギーはどこから来るのですか?」と質問され、自分でも考えてみました。ただ、最近年のせいか暑さのせいか、疲れやすくて、そんなにエネルギーがあるとは自分では思えないのですが、「元々負けん気なところがありますし、夫のおかげで世界が広がったという感謝がありますし、お手本となる方々がいるからでしょう。」と答えました。

「そのお手本となる方々とは、日本脳外傷友の会の元理事長の東川悦子さんであったり、今回の参議院議員選挙で議員となられたふなごやすひこさんであったり。皆さん私より年上だったり体がご不自由なのにもかかわらず、あんなに頑張ってらっしゃると思うと、私も怠けていられない、と思います。」

「あとは、犬猫の存在が大きいですね。(我が家では犬1匹猫2匹飼っています。)犬猫が私の疲れを吸い取ってくれますから、元気でいられます。高次脳機能障害者や御家族は、犬猫を飼われるといいと思いますよ。実際飼われている方も多いですよ。」

時間がなくなりましたので(あと5分で今日も終わります)、このへんで。

つづく

今日は、コウジさんの定期的な病院受診の日でした。いつも朝6時半に起きるコウジさんは、有休を取得した今日、8時半までスヤスヤ寝ていました。暑さのせいもあるでしょうが、起きなくて済むと思うと、こんなに寝られるものならば、平日夜はいつもより早めに寝かせるようにした方がいいな、と思いました。そうしないと、睡眠不足、疲労がたまってしまうでしょう。

コウジさんがくも膜下出血で倒れたのは、2004年9月13日のこと。その年の夏は、ものすごい暑さでした。そのため、(夏の暑さには気をつけないと!)、とどうしても神経質になる私がいます。

皆さんも、まだまだ暑さは続きますから、疲れをためないよう、お気をつけて!