こんばんは。
たろべえさんから連絡があり、明日放送予定だったヤングケラー番組は、延期になったそうです。残念!いつ放送されるかは、未定とのこと。決まったらまたここでお知らせします。

たろべえさんは、8月からブログも始めたそうです。
https://ameblo.jp/tarobee1515/
まだ始まったばかりですから、是非皆さん最初からお読み下さい。

私も読んでみましたが、その大変な毎日に息をのみ、言葉を失いました。
たろべえさんには2度ほどお会いしたことがあり(私の講演に来てくれました。ありがとう!)、若いケアラーだということは知ってはいましたが、今までそのご苦労に鈍感で、すみませんでした。こんなに大変だったとは・・・!!知らなかった自分が恥ずかしいです。

最近の「今日すでに色んなことがあった1~3」、というブログだけでも読んでいてクラクラしますが、「愛」はちょっとほっとしますね。

たろべえさんはお母様を車に乗せて買い物へ行ったり、役所やケアマネさんとの話し合いもしたり、食事作り、掃除、なんでもこなされています。母親の子どもなのに、母親がたろべえさんの子どもになっています。こんなに大変な大学生、いるでしょうか。

ヤングケアラー(18歳未満はそう呼び、それ以上は若者ケアラーと呼ぶそうです。なので、今大学生のたろべえさんは、若者ケアラーになります)、若者ケアラーの問題は、これは大変大きな問題です!本来何の心配もなく自由でのびのびした時間を享受し、勉学に励み、将来に希望と夢を抱き、社会へ飛び立っていくはずの子どもが、親の介護にその時間もエネルギーが奪われてしまっているのです。調べると、そういう若者は17万人以上いるそうで、14歳未満の子どもを含めるともっと多いそうです。

皆さんはご存知でしたか?ご存知でなかったら、今すぐたろべえさんのブログや、そこで紹介されているツイッター、闇のツイッター(こっちの方が本音なので、こっちを読むべきかも)をお読み頂き、ヤングケアラー、若者ケアラーについても調べて下さい。そして、私達大人ができることは何か、考えましょう。

ヤングケアラー、若者ケアラーの方たちの負担を、少しでも減らし、取り除かないと。そして勉強、仕事、遊び、友との語らい、読書ほかの趣味など、これから長く続いて行く人生の、豊な糧になるべきことへ時間を使ってもらわないと。なんといっても若者こそが、これからの日本の活力なのですから。

勉強していると、母親の世話をしなくていいのかという罪悪感に苛まれ、母親の世話をしていると、勉強しなくていいのかという罪悪感に苛まれ、何をしていても罪悪感の中にいるというたろべえさんは、非常に苛酷な日々を送っている若者です。これからは、たろべえさんのブログ、ツイッター、闇のツイッターを読み続けますよ。

また、たろべえさんは文章がとても上手です。ふと、詩人か小説家の文章のように錯覚します。
これからも書き続けて下さい。若者ケアラーの実情が、ものすごくよくわかります。

それにしても、今までよく頑張ってこられたなあ、と感心します。
「今までなんとかなってきたけれど、なんとかならない気がしてきた」というような文章もありましたね。大変な日々だと思いますが、どうぞ体を壊さず、手抜きしながら、周りと繋がりながら、やっていきましょう。仕組みを作るまではちょっと苦労はしても、仕組みができたら楽になるはず!