川崎市高津区のマンション1階で、浸水のため亡くなった男性がいらっしゃいました。
最初の報道では、娘さんは友人宅に避難して無事だったと聞いていたので、なんでお父さんも一緒に避難しなかったのだろう、と不思議でしたが、多分お父さんも娘さんも、天井まで浸水するとは思わなかったのでしょう。私もそうですが、これほどの被害になるとはきっと誰も思っていなかったので、仕方ないながら、無念な事故でした。

今朝ネット記事を読んでいて、理由がわかり愕然としました。
男性はペット4匹を飼っていたそうなんです。
犬2匹とうさぎ2匹を。

避難するにも避難所はペットを受け入れていないところが多く、他人の家にも遠慮があってペットを連れて避難できなかったでしょう。そして男性は、ペット4匹と一緒に亡くなったというのです。なんて可哀想で、痛ましい事故でしょう。

宍戸大裕さんの映画『犬と猫と人間と2 動物たちの大震災』でも、犬のコロスケちゃんを連れて小学校に避難した磯崎ご夫妻が、犬は中に入れないと言われて外に繋いでおいたところ、津波でコロスケちゃんは死んでしまったので、嘆かれていました。

その後避難所ではペット同行(ペットと人間の居場所は別】・同伴(居場所は同じ)が進んできているようで、次のようなサイトがありますので、ペットを飼われている人はご参考下さい。

「災害・あなたとペットは大丈夫?」(環境省)
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h3009a.html

高津区で亡くなった犬とうさぎたちも、死にたくなかったよね。でも飼い主を信じていたんだよね。そして勿論、飼い主の男性だって、こんなことになるとは思っていなかっただろうと思うと、切なくて、切なくて。

ペットの命を預かっている飼い主は、ペットの命を守るために行動しなくてはいけないんだ、ということを思い知らせてくれた悲しい事件でした。飼い主の男性と犬とうさぎたちのご冥福を祈ります。

これから今回のような大きな台風が増えていく、といわれています。
この悲しい事件を決して無駄にはせず、台風や地震その他の災害時には、早めに情報を集めてペットと自分の命を守れるような対策を立てておきましょう。

でも災害時は一刻も争う事態になり、自分1人では動転してしまうと思うので、日頃からペット仲間、友人知人近隣の人達と情報を共有、助け合える関係を築いておくといいでしょう。

私も今日、飲料水をアマゾンで注文しました。(アマゾンで掲載されている水は安いのが多いし、重たいのを無料で運んでくれるので、楽だから重宝しています。)
大人1人が1日に必要な飲み水は、2~3リットルだそうです。
我が家は3人+犬猫計3匹なので、1日に10リットルくらいあればいいかな。
5日分くらい用意しておけばいいかな。

あとは人間の食料と犬猫の食料を5日分。人間食料は、高カロリービスケット、チョコ、缶詰など?きっと電気も使えないでしょうから。
お風呂の水は、流さず溜めておきます。

でも、なるべく災害は来ませんように・・・。

ところで、台風19号後の多摩川河川敷を、猫を捜し歩いて下さっている小西さんから、夜、連絡が入りました。
3匹の生存を確認したとのこと!

でもパニックになっている猫たちに近づかないように、私が小西さんに送っていた猫餌を与えてくれたところ、食べていたそうです。良かった!私も役に立った! でも、きっと台風後、何も食べていないような感じだったとのこと(涙)。
まだ、今なら助けられる命があるんです。私も河川敷にすっ飛んで行って、お腹を空かせた猫を探したい気持ちですが、地図を見ても河川敷は広大過ぎて、やはり30年以上も河川敷を歩き回っている小西さんじゃないと、どこに猫がいそうかなど、わからないです。

小西さんという多摩川の神様のような方がいて、本当に有難いです。
私は、お手伝いしかできずもどかしいですが、とにかくそこで懸命に生きていた猫たちが、どこかで生き延びていることを願う毎日です。