なんだかあれこれ雑用に追われ時間がなくて、なかなかここへ来られませんが、元気でいますので、ご安心を。ただ、できていないことが増えるばかりで、いつも気が急いています。「あまり手を広げないように。」、とコウジさんの主治医がせっかく私へ下さったご助言を、思い出さないと。

・・・とブツブツ言いながら、近況を逆時系列に。

今日は確定申告しに、(外出は自粛しなくてはいけないのだけど仕方なく)税務署へ行きましたが、電車に乗ってびっくり、私が乗った車両にいる乗客は、私1人でした。そのうち数人乗ってきましたが、こんな光景は初めてです。

降り立った大きな駅も、人がまばら。税務署に着いてもすぐ建物の中へは入れず、1~2メートル間隔に引いてある線に立って進む形式の行列でした。 駅前の商業施設もほとんどが閉まっていて、地下の食料品店街だけやってました。でもそこも半分くらいお店が閉まっていました。
そうそうに買い物を済ませ、帰宅しました。見かける人は、皆マスクをしていました。

昨日は家にいたのですが、ウメがものすごくリードを引っ張るので、往復ゆっくり歩くと2時間かかるところにある大きな公園まで連れていかされました。ウメももう13歳なので、いつまでこうして元気に歩けるかわからないと思うと、ついつい甘くなって、ウメの気が済むまで一緒に歩いてあげたくなるのです。

ところががらんとした街中とはうってかわり、公園は人、人、人で溢れていました。私のように犬の散歩をしている人が少数派で、ただ散歩している人、ジョギングしている人、ベンチに座っている人、大勢で野球している人たちもいました。歩いていてもぶつかりそうになるくらい混んでいるのは、外出自粛で繁華街へ行けない人たちが、気分転換や体力が落ちないように、こうして公園に出てきているのでしょうか。

日差しも強かったので、長時間の散歩にさすがに疲れて、夜は早めに寝ました。ウメも、散歩から帰ってご飯を食べると、そのまま朝まで爆睡してしまっていました(笑)。

一昨日はすごい大雨でした。でも母の薬がなくなるので、横浜のクリニックにあらかじめ連絡して、薬をもらいに行きました。喘息持ちの84歳の母がクリニックへ行ったら、待合室でコロナに感染し、重症化してしまうからです。 

クリニックへ行ってびっくり、いつもは20人くらいの患者さんでごった返している待合室が、2,3人しかいませんでした。しかも医師は防護服にキャップ、アクリルか何かでできているマスクをつけていましたし、看護師さん達も防護服かエプロンみたいな服装に、キャップをかぶっていました。違う世界に来たようでマスクの中の口をあんぐり開けた私、奇異な光景に一瞬おかしくなったものの、すぐ事態がここまで緊迫しているのだということが否が応でもわかり、笑っていた口をすぐ閉じてうすら寒くなりました。

薬をもらうと、宅急便で母に送りました。もし私がすでに無症状の感染者だった場合、薬を渡しに行って母にうつしてしまうといけなからです。

行き帰りに通ったJR横浜駅構内も、いつもならどうやって歩こうか気を付けながら歩き、それでも人とぶつかったりするほど混んでいるのに、10分の1か、100分の1くらいの人出で、ガラガラでした。しかもデパートも食料品店街以外は閉まっていましたし、いつもは賑やかなブティック街もみんな閉まっていました。デパ地下で食料を買ってきましたが、こうして買い物していることが悪いことをしているようにすら感じ、聞かれてもいないのに店員さんに、「今日は母の薬をもらいに病院へ行かなくちゃいけなかったら、出てきたんです。」と弁解してしまいました。

今東京は、感染者数が毎日100人以上という多さになっていますが、1か月前にこれだけ外出自粛できていたなら、こんなに感染者は増えなかったかもしれない、という気がしました。(それに、PCR検査を受けられていない人が大勢いらっしゃるようなので、実際は毎日100人どころじゃないと思います。)

医療崩壊も近いと言われる今、これ以上感染者数が増えず、減っていくことを祈るのみです。

ズーム会議も、何回か参加しています。
先日は、浅野史郎さんと『こんな夜更けにバナナかよ』著者の渡辺一史さんが、相模原事件について話されるのを生で聴くことができました。質問をふられ、答えもしました(うまく答えられず、自己嫌悪でしたが)。多分北海道にいらっしゃる渡辺さんとパソコン画面を通してリアルに話せることに感激。 また、別の日には、日本高次脳機能障害友の会の理事長とも、パソコン画面で話せました。

こういうテレビ会議は、もっと前から使えたはずなのに、コロナがなければ今も使おうと思わなかったと思います。こんなに便利なものなら、もっと前からこれで良かったですよね。交通費や宿泊費はかからないし、普段着でもいいし、上はきちんとした格好でも下はジャージでもいいし。「羽鳥モーニングショー」で玉川徹さんが、上はスーツ、下はパジャマでお茶の間を笑わせてくれましたが、そういうの、みんなやってますよね、きっと。

玉川徹さんが好きで(羽鳥さんの進行もさすがです)、その番組を撮りためているのですが、見る時間がないまま5日分くらい溜まってしまいました。
明日はそれを見たり、読みたくても時間がなくて溜まっている本を読めたりしたらいいな。

コウジさんはずっと出勤が続いていましたが、政府の「出勤は7割減らす」という方針を受けて、今週から週1回の出勤になりました。 幸い今まで無事に、コロナにうつらずに来られているようですが、これでまずは安心です。

ワッチも5月までずっと大学院が休みなので、毎日机でせっせと勉強していて、受験生時代に戻ったよう。指導教授から分厚いアインシュタインの原書が昨日届いたので、益々忙しそうです。

毎日こうして家族3人+犬猫で、出かけずに家にいるなんて、初めての経験になりますが、おしゃべりが増え、笑いも増え、結構いい面もあります。

あとは、感染しないように気をつけるのみ。

最後に、4月9日にこのブログでもお知らせしましたが、現在休館を余儀なくされている全国のミニシアターの存続を応援するクラウド・ファンディングが、一昨日スタートしました。
https://motion-gallery.net/projects/minitheateraid

目標額の1億円を、開始3日で突破するほど、全国からの応援が集まっているのは嬉しい限りです。1億円だと、参加している運営団体1カ所につき150万円ずつ渡されるそうですが、もう少しないと存続は厳しいのではないかと思います。 どうぞ皆様も少しでも応援して下さいますように。

以下、「未来へつなごう!!多様な映画文化を育んできた全国のミニシアターをみんなで応援 ミニシアター・エイド(Mini-Theater AID)基金」のページより。

※支援金の分配は劇場ではなく、運営団体単位で行います(複数館を所有している団体でも、均等割の対象としては1団体とみなします)。4月13日の開始時点では84劇場・71団体が参加していますが、立ち上げまでの期間が非常に短かったこともあり、MOTION GALLERYにも柔軟に対応いただくことになりました。4月17日まで、新たなミニシアターの参加を可能としています。参加申込希望のミニシアター運営団体さまがいらっしゃいましたら、こちらをご参照のうえ、minitheater.aid*gmail.com(*を@に変えてください)までご連絡ください。

ではまた。