お知らせが後になってしまいましたが、このブログにも時々コメント投稿して下さるたろべえさんが、5月12日、13日と連続でNHKEテレの「ハートネットTV」に出られました。
「もしかしてケアラー?介護や世話で疲れていませんか」
前篇 https://www.nhk.or.jp/heart-net/program/heart-net/1374/
後編 https://www.nhk.or.jp/heart-net/program/heart-net/1375/
見逃した方は、再放送があります。
前篇は、5月19日(火) 午後1時05分 〜 午後1時35分
後編は、5月20日(水) 午後1時05分 〜 午後1時35分
たろべえさんのブログ → https://ameblo.jp/tarobee1515/
(ご参)
ヤングケアラープロジェクト → https://youngcarerpj.jimdofree.com/
日本ケアラー連盟HP → https://carersjapan.jimdofree.com/
※このブログでもお願いした3月21日~31日まで行った新型コロナウイルス感染拡大とケアラーに関する緊急アンケート結果も載っています。
今日は、このたろべえさんのお話を書きたいと思います。
たろべえさんのお母様は十代の時に交通事故に遭われ、高次脳機能障害が残りました。たろべえさんのお父様にも、若い時の事故が原因で、身体障害がおありです。
たろべえさんは、そのお2人の愛情を一身に受け、すくすく育ちました・・・ と書きたいところですが、ということは、たろべえさんは物心ついた時からヤングケアラー(今は若者ケアラー)だ、ということなのです。(ヤングケアラーは、18歳未満で親などの介護をしている人のこと。18歳以上だと、若者ケアラーと呼びます。)
ずっとケアラーだったたろべえさんは現在まだ22歳という若さで、実名で、力強く、まめに、発信されていらっしゃいます。
若いケアラーはようやく最近になって話題になりテレビや新聞に取り上げられるようになりましたが、そういう時に取材を受けられることが多いようなので、御存知の方もいらっしゃるのでは?と思います。
今年大学を卒業されて社会人となられましたが、小学生の頃から料理をされているので、ブログで時々話や写真に出てくるお料理の話題や写真からも、料理上手なのがわかります。(私は、結構料理ネタの時が好きで、驚いたり感心したりしています。なんでも作れちゃうんですね。スゴイスゴイ、この間の炊飯器を使ったキャベツの入ったキッシュ、美味しそう!)
最近の話題では、ズーム会議のバーチャル背景を色々試されているのが、面白いですね。私はいまだにバーチャル背景のやり方がわからないですし、たろべえさんが動画やツイッター、インスタグラムなどを即座に柔軟に取り入れられるその行動力、能力がまぶしいです。ユーチューブのBGMも、たろべえさんが入れられているのかな?どうやるんだろう。(でも、知ってもきっと、面倒臭がりの私はやらないと思いますが。スミマセン。)
手先が器用なたろべえさんは、大学では理学療法士の資格を取られたけれど、その道には進まなかったようですね。でも真面目で一所懸命なたろべえさんは、どの道に進まれても、いいお仕事をされることでしょう。だから大丈夫。今は、お母様のリハビリに付き添われる時、理学療法士さんがお母様にされるリハビリの様子を、興味深く夢中になって見てらっしゃるご様子ですから、理学療法の知識と実際に、益々詳しくなるでしょうね。
たろべえさんが、ヤングケアラー時代に思っていたことを、絵に描いてみたという話は、是非皆さんには読んで(見て)欲しいです。(ブログやツイッターで見られます。ツイッターはブログHPでわかります) たろべえさんが絵を説明される場面では、(なるほど、わかるなあ、その気持ち。)と思いました。私の場合は夫が障害当事者ですが、同じような感覚でしたよ(ですよ)。
たろべえさんは、普通の子供とは違う生活をして来られたわけですが、この22年間は、普通の子供では経験できない貴重な、中身の濃い、重みのある22年間ですよね。だからこそこの年月の間に培われたことは、たろべえさんの力になり、これからの人生でも原動力となり、色々な場面で非常に役立つものでしょう。そんなこと、賢いたろべえさんはわかってらっしゃると思うので言うまでもないのですが、そもそもヤングケアラー、若者ケアラーという人たちがいること、その数は決して少なくはないこと、社会でそういう人たちの声を聞いてサポートしたり、学んだリする必要がある、ということを、是非この機会に皆さんも知って考えてほしいと思います。
ところで、うちの娘のワッチ(23歳)は、若者ケアラーなんでしょうか?
父親(コウジさん)の色々な行動に今も毎日、注意や文句を言って怒っていますが、きっと7歳からの16年間、嫌な思いも沢山してきているんだろうな、と改めて思いました。
たった今も、ワッチが私に発した乱暴な言葉尻が気に入らなくて、私はついワッチを注意し、ワッチもそれに反論したばかりですが(苦笑)、ワッチも普通の平凡な(平和な)家庭で育てられたきたわけではないことを思うと、私はもっとワッチに対しての態度も、優しくすべきなのではないだろうか、なんて、16年も経ってしまいましたが、思ったところです。
私も自分を大変だったなあ、と思うけれど、私だけじゃなくて、一緒にいたワッチも大変だったよねえ。うん・・・(しみじみ)
たろべえさんのことをゆっくり考えたことで、ほったらかしだったワッチの思いにも、思いを馳せようという気になりました。(また、この気持ちをすぐ忘れてしまう、最近忘れっぽい私なので、忘れないようにしないとね。)
たろべえさん、同じ立場の人たちと思いを共有しつつ、世の中を啓発できる、とても良いブログを有難うございます。
これからも、元気に発信下さいね。それだけの経験、お力がおありの方なので、是非宜しくお願いします。
さて、ワッチの大学も、やっと今度の月曜日からオンラインを使った授業が始まるそうです。
4月からずっと家でカリカリ自習(時々指導教授とやりとりしていたようですが)、「こんなことなら就職した方が良かったかも。」なんてぼやいていたワッチですし、私やコウジさんだって、2月以降受験生を抱えたような窮屈な空気の中の生活に、くたびれてきて閉口しています。でも大学も、先生方も、対応や用意が大変だなあ、と同情しています。
この先どうなるのかわかりませんが、緊急事態宣言が東京も仮に今月中に解除されてしまうと、せっかく外出自粛で感染者数が少なくなってきたのに、元の木阿弥になるんじゃないか、心配です。
それに、解除された39県に、解除されていない8都道府県から感染した人たちが移動したら、その39県の感染拡大に繋がるんじゃないか、と思うんだけど、どうなんでしょう?
ではまた。
「もしかしてケアラー?介護や世話で疲れていませんか」
前篇 https://www.nhk.or.jp/heart-net/program/heart-net/1374/
後編 https://www.nhk.or.jp/heart-net/program/heart-net/1375/
見逃した方は、再放送があります。
前篇は、5月19日(火) 午後1時05分 〜 午後1時35分
後編は、5月20日(水) 午後1時05分 〜 午後1時35分
たろべえさんのブログ → https://ameblo.jp/tarobee1515/
(ご参)
ヤングケアラープロジェクト → https://youngcarerpj.jimdofree.com/
日本ケアラー連盟HP → https://carersjapan.jimdofree.com/
※このブログでもお願いした3月21日~31日まで行った新型コロナウイルス感染拡大とケアラーに関する緊急アンケート結果も載っています。
今日は、このたろべえさんのお話を書きたいと思います。
たろべえさんのお母様は十代の時に交通事故に遭われ、高次脳機能障害が残りました。たろべえさんのお父様にも、若い時の事故が原因で、身体障害がおありです。
たろべえさんは、そのお2人の愛情を一身に受け、すくすく育ちました・・・ と書きたいところですが、ということは、たろべえさんは物心ついた時からヤングケアラー(今は若者ケアラー)だ、ということなのです。(ヤングケアラーは、18歳未満で親などの介護をしている人のこと。18歳以上だと、若者ケアラーと呼びます。)
ずっとケアラーだったたろべえさんは現在まだ22歳という若さで、実名で、力強く、まめに、発信されていらっしゃいます。
若いケアラーはようやく最近になって話題になりテレビや新聞に取り上げられるようになりましたが、そういう時に取材を受けられることが多いようなので、御存知の方もいらっしゃるのでは?と思います。
今年大学を卒業されて社会人となられましたが、小学生の頃から料理をされているので、ブログで時々話や写真に出てくるお料理の話題や写真からも、料理上手なのがわかります。(私は、結構料理ネタの時が好きで、驚いたり感心したりしています。なんでも作れちゃうんですね。スゴイスゴイ、この間の炊飯器を使ったキャベツの入ったキッシュ、美味しそう!)
最近の話題では、ズーム会議のバーチャル背景を色々試されているのが、面白いですね。私はいまだにバーチャル背景のやり方がわからないですし、たろべえさんが動画やツイッター、インスタグラムなどを即座に柔軟に取り入れられるその行動力、能力がまぶしいです。ユーチューブのBGMも、たろべえさんが入れられているのかな?どうやるんだろう。(でも、知ってもきっと、面倒臭がりの私はやらないと思いますが。スミマセン。)
手先が器用なたろべえさんは、大学では理学療法士の資格を取られたけれど、その道には進まなかったようですね。でも真面目で一所懸命なたろべえさんは、どの道に進まれても、いいお仕事をされることでしょう。だから大丈夫。今は、お母様のリハビリに付き添われる時、理学療法士さんがお母様にされるリハビリの様子を、興味深く夢中になって見てらっしゃるご様子ですから、理学療法の知識と実際に、益々詳しくなるでしょうね。
たろべえさんが、ヤングケアラー時代に思っていたことを、絵に描いてみたという話は、是非皆さんには読んで(見て)欲しいです。(ブログやツイッターで見られます。ツイッターはブログHPでわかります) たろべえさんが絵を説明される場面では、(なるほど、わかるなあ、その気持ち。)と思いました。私の場合は夫が障害当事者ですが、同じような感覚でしたよ(ですよ)。
たろべえさんは、普通の子供とは違う生活をして来られたわけですが、この22年間は、普通の子供では経験できない貴重な、中身の濃い、重みのある22年間ですよね。だからこそこの年月の間に培われたことは、たろべえさんの力になり、これからの人生でも原動力となり、色々な場面で非常に役立つものでしょう。そんなこと、賢いたろべえさんはわかってらっしゃると思うので言うまでもないのですが、そもそもヤングケアラー、若者ケアラーという人たちがいること、その数は決して少なくはないこと、社会でそういう人たちの声を聞いてサポートしたり、学んだリする必要がある、ということを、是非この機会に皆さんも知って考えてほしいと思います。
ところで、うちの娘のワッチ(23歳)は、若者ケアラーなんでしょうか?
父親(コウジさん)の色々な行動に今も毎日、注意や文句を言って怒っていますが、きっと7歳からの16年間、嫌な思いも沢山してきているんだろうな、と改めて思いました。
たった今も、ワッチが私に発した乱暴な言葉尻が気に入らなくて、私はついワッチを注意し、ワッチもそれに反論したばかりですが(苦笑)、ワッチも普通の平凡な(平和な)家庭で育てられたきたわけではないことを思うと、私はもっとワッチに対しての態度も、優しくすべきなのではないだろうか、なんて、16年も経ってしまいましたが、思ったところです。
私も自分を大変だったなあ、と思うけれど、私だけじゃなくて、一緒にいたワッチも大変だったよねえ。うん・・・(しみじみ)
たろべえさんのことをゆっくり考えたことで、ほったらかしだったワッチの思いにも、思いを馳せようという気になりました。(また、この気持ちをすぐ忘れてしまう、最近忘れっぽい私なので、忘れないようにしないとね。)
たろべえさん、同じ立場の人たちと思いを共有しつつ、世の中を啓発できる、とても良いブログを有難うございます。
これからも、元気に発信下さいね。それだけの経験、お力がおありの方なので、是非宜しくお願いします。
さて、ワッチの大学も、やっと今度の月曜日からオンラインを使った授業が始まるそうです。
4月からずっと家でカリカリ自習(時々指導教授とやりとりしていたようですが)、「こんなことなら就職した方が良かったかも。」なんてぼやいていたワッチですし、私やコウジさんだって、2月以降受験生を抱えたような窮屈な空気の中の生活に、くたびれてきて閉口しています。でも大学も、先生方も、対応や用意が大変だなあ、と同情しています。
この先どうなるのかわかりませんが、緊急事態宣言が東京も仮に今月中に解除されてしまうと、せっかく外出自粛で感染者数が少なくなってきたのに、元の木阿弥になるんじゃないか、心配です。
それに、解除された39県に、解除されていない8都道府県から感染した人たちが移動したら、その39県の感染拡大に繋がるんじゃないか、と思うんだけど、どうなんでしょう?
ではまた。
コメント
コメント一覧 (3)
料理は得意ではありませんが、母がこのご時世でも毎日買い物に出かけていろいろと買ってきてしまうので食べ物を無駄にしないために仕方なくやっています笑。でもなるべく楽しくおいしいものを作れるように頑張って、ブログに載せたいと思います!
Youtubeの動画はスマホで編集しています。
イラストの件、共感していただけてとても嬉しいです!動画の中で、何かの形で思っていることを表現してみたいと話しましたが、表現することでこうやって共感していただけることもあるので、絵が下手でもとにかくやってみることは大事ですね。
私も家ではかなり口が悪いですよ。高嶋ちさ子さんのようだそうです。
自分のことは棚に上げてしまいますが、ワッチさんがそれだけ家の中で遠慮無くハッキリ物事を言えるというのはとても良いことのような気がします。
ケアラーは、「障害や病気を持っている本人が一番頑張っている」と言われてしまうと、自分の気持ちを我慢するしかなくなってしまいますから、どんな気持ちであっても自分の気持ちをのびのび表現できるのは安心できる良い環境だからなのかなと思います。
これからも日々のことをのんびり書いていきます!
僕も高次機能障害当事者なんです。恥ずかしいのですが、それだけでなく、10年前くらいに転職してうまくいかず鬱になり、調子良い時は散財してしまったりするから双極性障害かと。で2年前、脳出血で倒れて。一人暮らしだから気づかれず、
会社から実家に連絡がないと連絡きて最初は両親もいつものうつだと思って、一週間くらい精神科行ったりしてよくならなくて、で、クリニックでたところでへたり込んで、おかしいとなって脳卒中がわかり救急車に運ばれました。体に障害がなくてよかったと思って退院したんだけど、なんか変。退院時の診断書後から見たら高次機能障害とあり、多分軽度なのかもしれないけど覚えられなくて。漫画の何ページかに軽度だから楽ではないというのは同感しました。できたことができなくなり、今はまだオープンにもしてないから、ただの物覚え悪いおじさんだとおもわれてるのかな。
今年の4月に異動があり、異動、コロナ、仕事が覚えられなくて鬱でまた休職にはいりました。
なやんだあげく、相談所に相談したら病院紹介されて。それが自分が働いてる病院でした。びっくりしました。リハビリの先生も担当のリハビリ士さんも高次機能障害のエキスパートらしく。職場ないでもあるから評価してもらい、病状と、出来ること、苦手なこと、必要な配慮などを話してもらうことになりました。これまで、何度脳卒中でそのまま死ねなかったんだろとかんがえましたが、少し光がみえてきたのかなと。漫画みて、もう少し頑張ってみようと思えました。長くなりすみません。
お返事遅くすみません。でもかかっている病院が職場だったなんて、すごく奇遇&幸運ですね。高次脳機能障害について、詳しいでしょうから、安心して仕事を休めたり、ゴンさんにあった仕事ができると思いますよ。良かったですね。あとは体調管理に気を付けて、会社へ通勤できる体力が一番必要かも。私の夫も、家ではなるべく休んでもらい、好きなテレビやCDを見たり聞いたりして、翌日元気に会社へ行けています。行くのは電車なので大変だけど、行くと同じ障害者仲間や、理解ある上司に囲まれ、楽しいそうです。逆に、コロナで自宅にいる時間が増えた時は、なんだかリズムが狂って、夫は頭がちょっとぼんやりしたように思えて心配でしたよ。運動不足でしたし。頭や体は使ってこそ、具合がいいのだと思います。でもくれぐれも体に無理はせず、頑張って下さいね!