沖縄は、もう蝉が鳴いているのですね。
「慰霊の日」に、小学6年生の仲間里咲さん(11)が「平和の詩」を朗読する声に、蝉の鳴き声が重なっていました。

里咲さんは、蝉が「ミーンミーン」と鳴くのは、「平和ぬ世界どぅ大切 (ふぃーわぬしけーどぅてーしち)」と私たちに知らせているのだ、と言いました。

3か月にわたる沖縄戦が終わった頃も、こんなに暑い日々が続いていて、同じように蝉が鳴いていたのでしょうか。 当時の沖縄の海も、今日のように素晴らしい青さだったのでしょうか。

私は昨年12月に、初めて沖縄へ講演に招かれていった帰り、糸満市にある「ひめゆり平和祈念資料館」を訪ねました。飛行機の時間があるため、限られた時間内で展示物や映像を見て回りましたが、とてもとても時間が足りませんでした。そこで詳しく分厚い資料館のガイドブックや、『生き残ったひめゆり学徒たち』 などの本を数冊買ってきて、家でゆっくり読んでいます・・・ とても早くなんて、読み進められません。
そこで見たこと、書いてあること全てが、「これらは本当にあったことなのか?」と信じたくないほど恐ろしい内容で、胸が痛くなります。

戦争では人は簡単に死に、殺し合い、そこにいた日本人は「お国のため」「鬼畜米英」と洗脳され、死に対する感覚が麻痺しているようです。きっと今戦争が始まっても、私たちは同じ感覚に陥り、同じ過ちを繰り返すのでしょう。繰り返さない、という保証はありません。だから、絶対に戦争をしてはいけない。戦争は人間を狂わせるのです。そして被害を被るのは、弱い女性、子供、高齢者、障害者、病人、動植物・・・

生き証人の数も減る一方ですから、戦争を体験された方が生きていらっしゃる間に、証言された映像・書物などの資料を、できるだけ作り、残してほしいと思います。

今日は時間がないのでこれだけですが、また追って書きます。