日々コウジ中

日々コウジ中 - クモ膜下出血により、さまざまな脳の機能不全を抱える“高次脳機能障害”になったコウジさんを支える家族の泣き笑いの日々

カテゴリ: 犬猫・動物

今日もやっぱり30度近くあり、1日中クーラーをつけていました。暑さ寒さも彼岸まで、といいますから、もうそろそろ涼しくなってもいい頃なのに。

ところで数日前のことですが、表で聞きなれない、「シャーシャー」とか「シーシー」とかの、声のような物音のようなものが聞こえました。
なんだろう、と玄関の扉を開けて外へ1歩踏み出した時、門扉の上にいた1羽の見慣れない鳥と目が合いました。

ギクッとしましたが、どう見ても「タカ」です。でも小さいタカです。ここに住んで19年、タカを見たのは初めてです。
鋭い目は私を見据え、その足元はスズメを掴んでいました。
びっくりする私に、向こうもびっくりしたのでしょう、スズメを掴んだまま、サ~ッと低空飛行しながら飛び去りました。

ちょうどウメの散歩に出るところだったので、ウメにリードをつけ、タカが飛び去った方向へ歩いて行きました。
すると、また先ほどの、聞きなれない声のようなものが聞こえたので、そちらを見ますと、木の枝に先ほどのタカが止まって、スズメを食べているところでした。 可哀想に・・・ でも弱肉強食の世界、仕方ないのでしょう。 その声のようなものは、タカが出しているのか、スズメが出しているのか、わかりませんでした。

スズメは可哀想でしたが、そのタカを見ていますと、胸は白く、縞々模様があり、背中にも白い斑点のようなものがありました。とてもきれいなタカだったので、ウメの散歩から戻ると、早速ネットで調べてみました。

すると、どうやら「ツミ」という、小型のタカのようです。世田谷や大田区でも目撃されているようなので、「ツミ」に間違いないでしょう。 この辺りは幹線道路も沢山走っていて、そんなに緑多い環境ではないのですけれど、カワセミやモズも見かけたことがあります(カワセミは、池のほとりで)。
あんなタカがいるようでは、子猫も気を付けないとすぐ襲われてしまうでしょう。
我が家の猫たちはもう大きさはある程度あるので、多分大丈夫ですけれど。

そしてたまたま昨日、NHKの「ダーウィンが来た!」をいつものように見ていましたら、来週がまさにその「ツミ」の話のようです。私が見たのと同じ鳥が、テレビ画面に映ったので驚きました。ということで、来週が楽しみになりました。番組のタイトルは、「住まいは東京?幻のタカ」です。

今日は、私の手元にある高次脳機能障害関連イベントの情報をお知らせします(私の講演以外です)。
主に都内の情報ですが、全国的な情報は、国リハ(国立障害者リハビリテーションセンターのHPの、「高次脳機能障害情報・支援センター」の「イベント情報」をクリックしてご覧ください。

①9月30日(日) 午後1時~4時
高次脳機能障害講演会「医療と連携、リハビリから就労へ」
会場: 浜離宮朝日ホール(東京都中央区築地5-3-2)
定員:400人(先着順)
参加費:1人千円(当日会場で)
主催:社会福祉法人朝日新聞厚生文化事業団

プログラム
13時~13時45分 基調講演「高次脳機能障害のリハビリテーション」 橋本圭司医師
13時45分~14時15分 対談「さらなる挑戦」石井雅史さん・橋本圭司医師
休憩
14時30分~16時 シンポジウム「医療と連携、リハビリから就労へ」 瀧澤学さん(コーディネーター)、納谷敦夫医師、野々垣睦美さん(クラブハウスすてっぷなな統括所長)、深津玲子さん(国リハ 高次脳機能障害情報・支援センター長)

お申込先・お問い合わせは朝日新聞厚生文化事業団「高次脳」係 TEL: 03-5540-7446 FAX: 03-5565-1643 Email: koujinou-t@asahi-welfare.or.jp

②10月20日(土) 午前10時~11時半(受付9時半~)
平成30年度墨田区高次脳機能障害講演会 「どう支援したらよいのだろう?」
対象:どなたでも ※支援者向けの内容ですが、一般区民やご家族・ご本人も歓迎です、とのこと。
定員:150名
場所:すみだリバーサイドホール2階イベントホール(墨田区吾妻橋1-23-20 墨田区役所併設)
講師:中島恵子先生
お申込み:9月21日(金)午前9時から受け付け開始。氏名・住所・所属をFaxまたは電話でお知らせください。
すみだ福祉保健センター 高次脳機能障害支援員 野村さん宛て TEL: 03-5608-3738 FAX: 03-5608-3730
主催:墨田区

③10月23日(火) 18時30分~20時30分
シンポジウム「高次脳機能障害者をどう支えるか」~社会的支援法(仮称)制定に向けて~
シンポジスト:
東京慈恵医科大学附属第三病院リハビリテーション科診療部長 渡邉修氏
衆議院議員 古川康氏
参議院議員 山本博司氏
名古屋市総合リハビリテーションセンター自立支援部長兼事務局長参事 鈴木智敦氏

コメンテーター : 前武蔵野日赤病院院長 日本赤十字社医療事業推進本部長 富田博樹氏
司会 : 社会福祉法人グロー 企画事業部副部長 田端一恵氏

会場 : プレスセンタービル10階 日本記者クラブ(千代田区内幸町2-2-1)
会費: 会員千円 会員外2千円 (先着100名)
主催: NPO法人福祉フォーラム・ジャパン
お申込み : Email: ffjinfo@ff-japan.org FAX: 03-5388-7210

④10月28日(日) 10時05分~16時40分(9時半開場)
NPO法人交通事故後遺障害者家族の会主催 第37回秋の勉強会
会場 : 新宿ワシントンホテル新館3階「菊」「高尾2」
午前の講演 
10時05分~「経験から学んだ裁判の勝ち抜きかた」 北原浩一氏(本会代表理事)
11時~「見なし報酬裁判」についての報告 桝井眞二氏(本会協力弁護士)
11時半~「重度障害者を抱える家族の心の健康を保つヒント」木村弓子氏(心理カウンセラー)
午後の講演
13時10分~14時50分 「医療現場よりみた高次脳機能障害」 ~地域生活や社会参加へ向けた試み~山口研一郎医師(やまぐちクリニック院長)

その他のプログラム
15時~分科会(裁判、介護、リハビリ、親亡き後&後見人)
13時10分~無料法律相談(要予約) 複数の実績のある協力弁護士に相談可能
13時10分~無料心の相談(要予約) 木村弓子氏
(17時~懇親会 会費5千円 新宿ワシントンホテル新館3階高尾1)
★交通事故により重度障がいを負った被害者家族のご参加をおまちしています、とのこと。

申込期限 10月25日(木)
お申込みは、「参加申込書」をご使用下さいとのこと。→ 会HPからダウンロードください。
TEL: 042-207-2692 FAX: 042-302-0300 Email: koisyo@jcom.home.ne.jp

⑤ 11月11日(日) 11時~14時半(10時半から受付)
高次脳機能障害 ピアサポート実践報告会

場所:ビジョンセンター田町 4F 405
内容:<午前>
   ・講演1「未来の会(埼玉)」
   ・講演2「ひなたぼっこの会(大阪)」
   (12:00~13:00 休憩)
   ・講演3「みやぎ高次脳機能障害友の会・岩沼(宮城)」
   ・講演4「え~わの会(大阪)」
   ・グループディスカッション

対象:高次脳機能障害のある方で、当事者活動をしたい方、高次脳機能障害の当事者活動を支援したい方

※家族会は対象にはなりませんのでご了承下さい。また、参加希望者の人数によってはお断りする場合がありますのでご了承下さい。とのこと。

参加費:無料
申し込み方法:参加を希望される方は、10月12日(金)までに下記のメールアドレスまでご連絡下さい。その際、メールの件名に「ピアサポート実践報告会参加希望」とご記入いただき、本文に①氏名 ②住所 ③電話番号(携帯など) ④「当事者活動をしたい」または「当事者活動を支援したい」 ⑤当事者活動に興味を持っている理由 ⑥付き添いの有無 を必ずご記入下さい

申込み先: abe-eriko@rehab.go.jp 安部恵理子(国立障害者リハビリテーションセンター)      

※この実践報告会は、平成30年度厚生労働科学研究費補助金(障害者政策総合研究事業)「障害者ピアサポートの専門性を高めるための研修に関する研究」により実施します、とのことです。

それぞれを詳しく書きますと、すごい長さになってしまいますので、大体の感じですみません。
詳細は、それぞれを検索されてください。お申込み方法や用紙なども、そこからダウンロードされたり、直接お問い合わせください。

それでは、これだけ書くのに1時間くらいかかってしまいましたので、もう寝ます。
明日は5時起きなのです。(娘のワッチの授業が1限からのため。)

おやすみなさい。

「え~わの会」の松永さんから、ご連絡を頂きました。

「高次脳機能障害の方々が、社会参加できる環境をつくりたい。」と、8月29日に始めたクラウド・ファンディングは、30万円を目標にしていましたが、なかなかご支援が集まらないうちに、あと5日を残すのみとなったそうです。

私も毎日気にしてチェックしていましたが、難しいものだなあ、と達成できるか心配しています。

どうぞ、皆さま今一度お願いします。お力をお貸しください。

https://readyfor.jp/projects/e-wa

(私の8月29日と、9月11日のブログもご参考ください。)

昨日夕方からは、木谷正道さんを中心とした会合が都内で催され、私も参加してきました。
午前中は石倉先生教室でしたので、私としてはちょっとハードスケジュールでしたけれど、大事な会だと思いましたので、出かけていきました。コウジさんはお留守番ばかりで寂しそうでしたけれど、たまには仕方ありません。でも、CDをかけたりテレビを見たり、のんびりできたようです。

会合では、主に大船渡の碁石海岸での囲碁まつりについて話し合われました。、私は2回発言しただけで大体聞く側でしたが、色々な分野の方が集まられ、とてもエキサイティングで楽しい会でした。

王銘琬九段や信田成仁六段、小川誠子六段、村上深元アマ本因坊で2018年世界アマ選手権日本代表、といった囲碁界の方々。
浅野史郎さんは、元宮城県知事でいらっしゃいますが、木谷さんの東大時代の同級生だとか。ご冗談が面白くて、笑い通しでした。
この囲碁まつりの発起人である、石鍋博子さん(ワンピースクラブ代表)にも、2月の静岡での世界囲碁まつり以来7か月ぶりにお会いしました。いつもお着物姿で、素敵です。

視覚障害でアマ4段の柿島光晴さんにも会えました。
柿島さんは、降りた駅のホームで見かけたので、すぐ駆け寄り、「柿島さん、柴本ですよ。」とお声かけしました。柿島さんは目がご不自由なのに、1人でどこへでも行けるスゴイ方です。今回の会場の場所も頭に入っていて、私は柿島さんに自分の肩につかまってもらいながらも、「道路を渡ったら右です。」「ここの信号を渡ったら道なりに歩いていくと、左が会場です。」など、柿島さんに教わりながら無事会場に着くことができました。

そのほか、よくお会いする心の唄バンドのメンバーや、囲碁まつりのスタッフの方々、そして新しく「人工海底山脈研究所」からいらした方々ともお会いしました。
この「人工海底山脈」とは、先日の「首都防災ウイーク」で初めて知ったのですが、これから予想される首都直下型地震で出る大量のがれきの処理場所を海底に求め、そこに山脈を作ると魚が沢山やってくる、という一石二鳥の構想です。 これについては、また改めて書こうと思います。

今日は、コウジさんとウメと、多摩川河川敷へ行ってきました。台風を乗り越えた奇跡の猫、ニコちゃんのことを、最近苛めるハスキー犬連れのカップルがいるというので、現場の様子を見てきたのです。
苛めるどころか、場合によっては噛み殺されてしまう危険もあるので、1日でも早く急がなくちゃ、と思っていました。

ところが今日は汗ばむほどの陽気の良さで、しかも三連休ですから、河川敷はスポーツをする人、バーベキューをする人、サイクリングをする人、その他何が何だかわからないくらいの混雑でした。

自転車をよけながら、ボールをよけながら、バーベキューのいい香りの中を、いつもと違う散歩コースに嬉しくてたまらず飛び跳ねるウメのリードをしっかり握りしめながら、ニコちゃんはどこにいるの?と探して歩きました。でも、こんな騒がしい人出の中、いるわけありません(笑)。絶対、どこかで息をひそめて、ひっそり隠れているのですから。

そういうわけで、暑さにさすがにへばってきた私は、小西さん(多摩川猫とホームレスさんのお世話を1年365日されている写真家)に連絡を取りながら、ようやく多分このあたりだろうという場所まで辿り着くことができました。そこも人が多かったのですが、コウジさんと「ニコちゃ~ん!」「ニコちゃんのおじさ~ん!」と呼んでみました。

コウジさんは、私に連れられて、重い猫餌などを肩にかけてやってきた上に、大声でニコちゃんのおじさんに呼びかけてくれるんです。優しい人だなあ、と涙が出るくらい嬉しくなりました。 以前は、娘のワッチも一緒に猫餌を運んでくれたことがありました。(今日ワッチは、出かけています。) 猫好き家族なので、多摩川の猫たちのことも、心配なんです。

結局ニコちゃんのおじさんもどこかへ行かれているようだったので、目立たないところに手紙と一緒に支援物資を置いて帰ってきました。 あとで小西さんがそこへ行かれて、無事ニコちゃんのおじさんに届いたという連絡を下さったので、ほっとしました。

帰りは、荷物がなくなって軽くなったので元気よくなったコウジさんと、もう十分河川敷を満喫して満足気なウメと一緒に、車を止めた住宅地まで戻りました。 皆さん、河川敷の駐車場に止めていたので、今度はそこに止めようと思います。
コウジさんは普段こんなに歩かないので、いい運動になった、と喜んでいましたから、また行こうと思います。コウジさんもウメも、沢山歩いたので、よほど疲れたらしく、帰宅すると寝ていました。私も同じなんですけど、眠くはなかったので、やっぱり高次脳機能障害の人って、疲れやすいんだな、とわかります。

今日はうろこ雲が出ていましたので、(秋になったなあ。)と嬉しい半面、(また1年がそろそろ終わってしまう。)という焦りを感じました。

とにかく段々涼しくなり、これから頭も体も動かし易くなる季節です。
実りの秋にしましょう!



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今日は囲碁教室でした。
自分では白石(私)が優勢だと、ずっと思っていたのに、実は相手の黒石が優勢だったそうです。
自分の地は大きいと思っていたのに、あちこち隙間が空いているので、実際にはぐっとしぼむそうです。

そういうところが、まだまだ自分はわかっていないのだなあ、と新鮮な驚きでした。

でも、相手の方が不注意だったようで、勝てた私は11級になりました。先は長いけれど、ちょっと嬉しい。

帰宅して、コウジさんと今日の復習を兼ねて対局しました。
コウジさんはテレビを見たりCDを聴いたり、のんびりしたそうでしたが、夕方にやっとその気になり、碁盤を真ん中に向き合いました。途中、猫のハルが碁盤の上に乗ってきて碁石を崩したり、犬のウメがそばでじ~っと見ていたり、娘のワッチが遠くでスマホをいじりながらこっちを観察したりしているのが少し気になりました。 飽きっぽいコウジさんが、結構頑張りました。

コウジさんが黒石で先番、でも置き石は無しだったのに、いい勝負になりました。
私が勝ちましたけれど、私が11級なら、今のコウジさんは12級だと思い、そう言うと喜んでいました。
「楽しかったね。」と私が言うと、コウジさんも、「楽しかった!」と答えました。

ええ、いい共通の趣味を、2人で持てたと思います。これでコウジさんがどんどん上達し、障害症状や普段の生活が改善したらいいですが、そのための効果はありそうです。

対局が終わると、ワッチが早速やってきて、「終わった?」と。私に用事があったようですが、私とコウジさんが囲碁をやっているので、仕方なくずっと待っていたそうです。あはは、いいのに、声かけてくれても。

さて、明日は茨城講演です。稲敷郡ってどのへんだろう、と今頃地図で見ますと、霞ヶ浦のそばですね。霞ヶ浦は見たことがないけれど、見る時間はなさそうです。

また、牛久のそばだとわかりました。
牛久といえば、我が家の愛猫、ハルの故郷じゃありませんか!

ハルは生後1~2か月の頃、牛久市で、コンビニ袋に入れられて、車のリアワイパーに吊るされていたところを発見されました。

その車には、猫のシールが貼ってあったそうなので、捨てた人にも、(この車の持ち主なら、きっと猫好きで飼ってくれるだろう。)という、せめてもの良心が残っていたのでしょう。その車は、たまたま犬猫里親探しの団体の方のものでした。

『日々コウジ中』『続・日々コウジ中』に登場する、猫のおはぎちゃんが20歳で天寿を全うしてから、ずっと猫ロス状態だった我が家。とうとうこらえられず、私がネットで里親を探している猫を検索していて、ある猫に応募したのでした。
するとその猫はたまたま病気の検査に入ることになったので、ほかに紹介された猫を頂いたのですが、それがハルちゃんです。

ハルは今4歳、我が家に来た時は、片手に乗るくらいだったのに、今や写真のような、立派な顔した巨大猫になりました。
物怖じせず、甘ったれで、とてもかわいいです。いつも犬のウメにくっついていますし、もう1匹の猫チーと運動会さながらに家中走り回ったり、お互い舐め合ったりしています。

ということで、茨城はハルの故郷ですね。

それでは、茨城で明日皆様にお会いできるのを楽しみにしています。
お世話になりますが、宜しくお願いします。


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私はプラナリアを飼っています。
週に1度くらいの頻度で、餌の冷凍赤虫を与え、そのあと赤虫で汚れた水を替えるため、2日に分けて水槽の水替えをします。2日かけるのは、移動したあとの水槽やバケツの中に、取り残されたプラナリアがいないよう、細心の注意を払うからです。 赤虫を与える前の写真が、添付です。よ~く見ると、水槽の中にプラナリアが見えますけど、見えるかな。赤虫は、キューブ状で冷凍されいて、その1つをこの写真ではトレーに乗せたところです。解凍するとドリップが出るので、ペーパータオルで水分を取ってから与えます。その方が水が傷まない気がして。

手順としては、1~2日、前もって日向に汲み置きしてカルキを抜いておいたバケツの水を用意し、1週間のうちに水面に油膜ができた水槽の水を3分の1くらい捨てます。なぜか知りませんが、プラナリアの入っている水は、油膜ができます。油膜を捨てて残った少しきれいな水槽の半分を、水が少な目に入ったバケツの1つ(ここではピンク色のバケツ)に分けます。バケツが2つあるのは、単に大きなバケツが家にないからです。また、バケツの水を少な目にしておかないと、水槽からの水が入らないからです。 あ、なぜ水槽の水をバケツに入れるかというと、今まで住んでいた水の成分も入っていた方がいいでしょうから、です。赤虫を与えたあとの水槽の水は、汚れてしまうので、与える前の水をバケツに入れておくことが肝心です。

10分ほどで自然解凍できた赤虫を、つまようじで掬って水槽に入れます。 1時間ほどして水槽を覗くと、白く透き通っていたプラナリアの体が、赤虫を食べたことにより、赤く太っています。その姿を見た時の嬉しさと言ったら…!

(わあ、食べた食べた!)と笑みをこぼしながら、水槽を離れ、しばらく待ちます。やがてどのプラナリアも満腹になった頃を見計らって、1匹1匹(時にはいっぺんに2匹)をスプーンで掬って、新しい水と今までの水槽の水が混ざったバケツに移動します。 このプラナリアの引っ越し作業が時間がかかるのですが、心が無になり、とても安らぐひとときです。

全部移動し終えると、水槽の水を翌日捨て、水槽も洗います。翌日までに何度も水槽を覗き、取り残されたプラナリアがいないか、確認します。ものすごく小さなプラナリアが、残っていたりするので、(おお、危ない危ない。危なかったねえ、キミ!ごめんねえ。)とそれも救い、完全に動くものがなくなってから、水を捨てます。

きれいになった水槽に、前日バケツに移されていたプラナリアをバケツの水ごと戻します。やはり写真のバケツより水槽の方が容量多く入るので、足りない水は、もう1つの汲み置きしてあるバケツ(青いバケツ)の水から補充します。これでまた1週間くらい、プラナリアはゆうゆう幸せそうに生きています。
以上が、私なりのプラナリアのお世話方法です。 水温が高いと溶けて死んでしまうので、涼しいところに置きます。時々、プラナリアが喜ぶかな、と近所の熱帯魚屋さんで水草を買ってきて、浮かべてあげます。やはり嬉しそうに水草に絡まっています。

プラナリアは分裂して増えるので、今100匹くらいかな。
身体を切断されても、それぞれに頭ができて再生する、不思議な生き物です。
私は切断しませんけどね。 目が2つあって、可愛いです。

1年半前の佐久市での講演のあと、佐久総合病院から歩いて駅まで戻る途中に千曲川が流れていました。
私は川岸へ降りて行き、ワクワクしながら石をあげてプラナリアを探しましたが、いませんでした。

私は無知でした。
プラナリアは、きっと持ち上げられた石の裏についていたのです。
なのに私はどかされた石があった、水の中を探したのでした。
またいつか清流のそばに行ける機会があったら、今度こそどけた石の裏を探して、プラナリアを見つけてみたいです。

・・・ ああ、これが55歳のおばさんの楽しみか、とふと我に返ると、きっと滑稽ですよね。
でも、いいのです。これが私なのですから。

さて、この間の日曜は、実家へ母の様子見がてら、夫コウジさんと母に囲碁を打ってもらいました。5子置き碁し、なおかつ母に教えてもらいながら打ったので、コウジさんが勝ちました。 だから5子じゃなくて3子にすれば良かったのに~。 私は母も夫も両方応援しているので、どっちが勝っても複雑な心境です。コウジさんも、少しずつ囲碁が上達しているようですよ。本人からやろうとしないので、囲碁する場を設定するのが大変で、私が忙しいと1か月1回も碁石を持たない、なんてことはざらです。

その日、実家のリビングで母と夫が対局している向こうでは、NHKEテレの囲碁番組がついており、石倉昇先生が、解説をされていました。
いつも囲碁教室でお会いする石倉先生と同じく、優しくわかりやすい説明のようでした。

「ようでした」、ごいうのは、私がまだへたっぴなので、テレビ放送されているNHK杯の対局など、理解できないことが多いからです。多分わかりやすいのでしょうけれど、まだ私にはわからない、のであります(苦笑)。

帰宅してから、録画してあったその番組を、ゆっくり見始めました。でも途中で疲れて眠くなり、また翌日見ました。ふんふん、なんとなく意味がわかる気がするけれど、やっぱりまだ私には難しい。これはまた最初から見直そう、そうしたら段々わかってくるかも、という気がしました。

けれど最近(いつものことながら)、忙しくて家で囲碁クエストをする時間も、囲碁の本を読む時間もありません(悠長に見えるプラナリアの世話は、マストなんです)。宿題をやらずに学校へ行くときのような、あの不安な、絶対打ちのめされることが最初からわかっているような絶望的な気持ちで、今度の囲碁教室へ行くと思います。 でも負けるつもりでいれば、怖くありません。そう思うのに、いざ対局が始まると、どうせなら勝ちたくなるんですね。負けるだろうけれど、最後まで望みを捨てず、頑張ろうと思います。

ここ最近少し涼しい日が数日あったので、今までやけどしそうなくらい熱かったアスファルトに悲鳴をあげてすぐUターンしてきたウメの散歩も、午前1時間、午後1時間となりました。 
いやだあ~、少し涼しくなったとはいえ、相変わらず気温30度は越えていますし、湿度がめちゃくちゃ高いので、汗だくで帰宅、シャワーの日々です。

帰宅してまたすぐ用事に取り掛かれるかというと、そうではなくて、気力体力が元に戻るのに、30分以上はかかるのです。ご飯も作るし食料など買い出しもあるし掃除もあるし、残った時間で講演準備や用事をしているため、囲碁ができないではありませんか。・・・ 夏の間は、効率悪いのは仕方ありませんね。

ということで、今日のブログ最後は、お知らせです。

昨年から始まった、「秋の信州囲碁三昧」ツアーが、今年は王銘琬九段ご夫妻も交えて、9月29日(土)~10月1日(月)に催されます。

主催は、「碁石海岸で囲碁まつり実行委員会」「全国盲学校囲碁大会実行委員会」「日本棋院長野県本部」「暮らしと耐震協議会」。 後援(予定)は、日本棋院・全国盲学校長会・長野県・長野県教育委員会・長野市・山ノ内町・長野青年会議所・中野青年会議所。

私はコウジさんが心配なのと、犬猫世話もあるため、1泊が限度で、9月30日から参加しようと思います。(そういう部分参加もありです。)

詳しくは木谷正道さんのHPでチラシをご覧ください。
http://kokorono-uta.net/kokorono-uta/

良かったらお申込みください(あと10名ほどで、いっぱいになるそうです)。



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朝は大体5時に起きるのだけれど、すでに暑いです。
夜になっても一向に涼しくならないので、結局1日中暑いのです。

昨夜、ソファーで寝ているウメを撫でていたら、胸のところに大きなしこりができているのに気づいて、驚きました。ウメは後足、頭頂部、脇腹などにおそらく良性の脂肪腫とみられるしこりがあるので、しこりには慣れている私も、そのあまりの大きさにたじろぎました。縦5センチ、横3センチくらいあるでしょうか。柔らかくて、ぽよんぽよんしています。

なんで今まで気づかなかったかというと、冬毛でもこもこしていたので、わからなかったのです。
今、換毛期となってすっかり毛が抜け落ちてキツネのようになってきたウメなので、そのしこりに触れられたのでした。


そういえば娘のワッチが数か月前、ウメを撫でながら「ウメの胸に塊がある。」と言ったのを思い出しました。
その時触ったしこりは、もっと小さかったので、「まあ、大丈夫でしょ。」とそのまま忘れていました。
ネットで調べると、急に大きくなるしこりは悪性かもしれない、とあったので、昨夜は心配でたまりませんでした。

今日、朝の短い散歩を済ませたあと、お昼近くになってからウメを車に乗せ、動物病院へ連れて行きました。
歩けば15分くらいの距離なので、いつも歩いて病院へ行くのですが、なにしろこの燃えるような暑い空気の中、焼けるようなアスファルトの上をウメはとても歩けません。歩かせられません。

午前の診療時間が終わる30分くらい前は、すいている、と聞いていた通り、誰もいませんでした。
すぐ診てもらうと、獣医さんは、「う~ん・・・ これは、多分脂肪腫だと思うよ。」と言い、経過観察でいいということになり、少し安心。けれど外耳炎はこの蒸し暑さで悪化していたので治療して頂き、乳腺炎の疑いもあるので気を付けて様子を見るように言われ、肝臓の値が悪いウメは、また1か月肝臓の薬を飲むことになりました。もう2か月ほど飲んでいるので、今回の薬を飲み終えたら、改めて血液検査することに。

診察が嫌いなウメは、怖がってなんと診察台の上でウンチをしてしまい、びっくりしました。でも下痢でもない、良いウンチを獣医さんに見てもらえたので、申し訳ないながらも、嬉しかったです。とても優しい獣医さんで、猫の今は亡きおはぎちゃん、ハル、チー、そしてワッチが小学生の頃飼っていたハムスターもお世話になってきました。

夕方の散歩も、5時過ぎにしましたが、まだすごい暑さで、歩いている人たちも「暑い暑い」「何時になっても暑い」と閉口していました。

来週もずっと暑いそうなので、もう体力続きそうにありませんヨ。 一旦治りかけてぶり返した風邪も、おかげで全然治らなくて、咳がつらいです。

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