昨日の私は、怒って早々に寝たのでした。
いつも小さくは怒っているけれど、昨日は珍しく大きく怒ったのでした。
昨日は母の日だというわけでもなく、いつものように週末なので、コウジさんと私の実家へ行きました。
天気予報では午後3頃から大雨が降るというので、いつもより早い9時過ぎに家を出て、2時半くらいには帰ってきました。
母にたまにはちょっとした手作りの料理でも持っていこうと思い、休日だけれど早起きして母の好きなこんにゃくのピリ辛煮や、かぼちゃの甘露煮などを作りました。実家に着いてそれを広げると、母は喜んですぐつまんでいました。良かった。
実家では、母とコウジさんが囲碁をしているのを横目で見ながら、私は掃除したり、買い出しに行ったり、手土産を持って近所に挨拶したりしました。
コウジさんは、囲碁の2局目の途中で、お茶の入った大きなペットボトルを倒し、碁盤も碁石もお茶でびっしょりになり、急遽囲碁は中止になりました。
コウジさんは、マッサージチェアに2回乗っていました。いいなあ、と思いながら私は床拭きをしていました。
まあ、そんな感じで帰ってきたわけです。やっぱり、朝早くからの料理やら往復運転やら掃除やら気遣いやらで、ちょっと私は疲れたのでしょうね。
でもいつものことなので、疲れてはいるのだろうけ気にしないようにして、簡単な夜ご飯を用意していつも通りコウジさんと食べたわけです。ウメの散歩は、コウジさんが行ってくれたので助かりました。散歩から帰ると、雨が降り出しました。雨が降る前に実家へも行ってこられたし、ウメの散歩も終えられたし、万事うまくいった、と一安心しました。
ふと見ると、ウメの毛がふわふわしていたので、ためしにつまんでみると、すぐ抜けました。換毛期に入ったんだな、と犬用コーム(櫛)を持ってきて、早速ブラッシングしました。30分くらいして、ウメが嫌がり出したのでとりあえず第1回のブラッシングは終わり。このブラッシングは、8月くらいまで何度も続きます。そうするとウメはすっきりし、今のタヌキからキツネのように変わるのです。でも、この作業もちょっと疲れたのかも。
コウジさんのお母さんにも、母の日だから、と電話しました。
何かプレゼントしたら良かったかもしれませんが、電話だけでも、とても喜んでくれました。
ちなみに、私も母なんですが、コウジさんもワッチも、なんにもしてくれませんでした。別にいいですし、全然気にしません(笑)。それどころか、母の日、父の日なんて、別にいらないと思います。いつも母も父も大事に思っていればいいんですし、母や父のいない子どもが、こういう日があるとつらい思いをするのではないか、と可哀想です。
私はその頃から妙に眠気がしてきて、どんどん眠くてたまらなくなり、(ああ、もう今日は疲れたんだな、お風呂入ったらすぐ寝ようかな。)と思ったのです。まだ夕方6時くらいでした。外は雨が強まってきました。
ところが、「ママはもう今日は寝ることにしたわ。」と宣言したのに、コウジさんもワッチも、我がままなことばかり言うのです。(それをここに1つ1つ書いていましたが、あまりに下らないので消しました。)とにかく2人とも私に用事をさせようとする言葉を次々に吐くので、もう眠くて起きているのもつらくてフラフラだった私は、ブチ切れたのでした・・・。
2人を大声で叱ると、大きな音を立てて階段を降り、大きな音を立ててお風呂の戸を閉めました。
湯船につかって少しはほっとしていると、ガリガリ、お風呂の扉を爪でひっかく音がします。
(ああ、また大猫のハルちゃんだな。ハルちゃんはお風呂に入ってくるのが好きだから。)と、思いましたが、まだプンプンしている私は、扉の方を見向きもしませんでした。どうせハルちゃんは器用に扉を開けて、入ってくるのですから、放っておいても大丈夫なんです。
でも、大きな爪音とともに扉が少し開くと、その開いた扉から黒い鼻が入ってきて、ぐいっと顔を出したのは、なんと犬のウメでした。
びっくりしたのなんのって!ウメが私の入っているお風呂の扉を開けたなんて、この11年で初めてのことです(ウメは現在11歳)。
ウメは大きな顔を扉から出すと、黒い丸い2つの目で、私を静かに心配そうに見つめていました。
私は胸がいっぱいになりました。
私が久しぶりに怒ったので、コウジさんもワッチも黙り込んでし~んとしていましたが(きっとお風呂に入っている私の悪口を、2人で言い合っているはず)、そんな2人を2階に置いて、ウメだけ1階に下りてきて、お風呂に入っている私の様子を見に来てくれたんです。
有難う、ウメ!
誰も私のことを心配してくれない中、ただ1人(1匹)、私のことを心配してくれたんです。
・・ 私はもう、この先の人生、このウメだけのために生きて行こう、とさえ思いました。(笑)。
髪を乾かすと、さっさと寝ました。
そんな私にウメがすぐついてきて、私の足元で寝てくれました。
おかげで安心して、今朝までぐっすり寝ることができました。
今朝、コウジさんは何もなかったように(というか、すっかり忘れているのです)元気に会社へ行きましたし、ワッチもブツブツ文句を言いながらも、大学へ行きました。
私は今日も愛情込めてウメのブラッシングを念入りにし(2回目)、ウメと笑顔を見合わせながら、おしゃべりしながら、ゆっくり楽しく散歩しました。
そして、今日は私がお風呂に入っていても、ウメは覗きにきませんでした。もう今日は私は元気だとわかっているのです。しかも、私より先に布団へ行って寝てしまいました(笑)。
ウメは、豊な感情を持っていて、人間と変わりません。人間のように悪口やへりくつを言わない分、人間より上だなあ、と思います。
私は、ウメが可愛くてたまりません。
ウメが待っていますので、もう寝ます。幸せだなあ。
それでは、おやすみなさい。
いつも小さくは怒っているけれど、昨日は珍しく大きく怒ったのでした。
昨日は母の日だというわけでもなく、いつものように週末なので、コウジさんと私の実家へ行きました。
天気予報では午後3頃から大雨が降るというので、いつもより早い9時過ぎに家を出て、2時半くらいには帰ってきました。
母にたまにはちょっとした手作りの料理でも持っていこうと思い、休日だけれど早起きして母の好きなこんにゃくのピリ辛煮や、かぼちゃの甘露煮などを作りました。実家に着いてそれを広げると、母は喜んですぐつまんでいました。良かった。
実家では、母とコウジさんが囲碁をしているのを横目で見ながら、私は掃除したり、買い出しに行ったり、手土産を持って近所に挨拶したりしました。
コウジさんは、囲碁の2局目の途中で、お茶の入った大きなペットボトルを倒し、碁盤も碁石もお茶でびっしょりになり、急遽囲碁は中止になりました。
コウジさんは、マッサージチェアに2回乗っていました。いいなあ、と思いながら私は床拭きをしていました。
まあ、そんな感じで帰ってきたわけです。やっぱり、朝早くからの料理やら往復運転やら掃除やら気遣いやらで、ちょっと私は疲れたのでしょうね。
でもいつものことなので、疲れてはいるのだろうけ気にしないようにして、簡単な夜ご飯を用意していつも通りコウジさんと食べたわけです。ウメの散歩は、コウジさんが行ってくれたので助かりました。散歩から帰ると、雨が降り出しました。雨が降る前に実家へも行ってこられたし、ウメの散歩も終えられたし、万事うまくいった、と一安心しました。
ふと見ると、ウメの毛がふわふわしていたので、ためしにつまんでみると、すぐ抜けました。換毛期に入ったんだな、と犬用コーム(櫛)を持ってきて、早速ブラッシングしました。30分くらいして、ウメが嫌がり出したのでとりあえず第1回のブラッシングは終わり。このブラッシングは、8月くらいまで何度も続きます。そうするとウメはすっきりし、今のタヌキからキツネのように変わるのです。でも、この作業もちょっと疲れたのかも。
コウジさんのお母さんにも、母の日だから、と電話しました。
何かプレゼントしたら良かったかもしれませんが、電話だけでも、とても喜んでくれました。
ちなみに、私も母なんですが、コウジさんもワッチも、なんにもしてくれませんでした。別にいいですし、全然気にしません(笑)。それどころか、母の日、父の日なんて、別にいらないと思います。いつも母も父も大事に思っていればいいんですし、母や父のいない子どもが、こういう日があるとつらい思いをするのではないか、と可哀想です。
私はその頃から妙に眠気がしてきて、どんどん眠くてたまらなくなり、(ああ、もう今日は疲れたんだな、お風呂入ったらすぐ寝ようかな。)と思ったのです。まだ夕方6時くらいでした。外は雨が強まってきました。
ところが、「ママはもう今日は寝ることにしたわ。」と宣言したのに、コウジさんもワッチも、我がままなことばかり言うのです。(それをここに1つ1つ書いていましたが、あまりに下らないので消しました。)とにかく2人とも私に用事をさせようとする言葉を次々に吐くので、もう眠くて起きているのもつらくてフラフラだった私は、ブチ切れたのでした・・・。
2人を大声で叱ると、大きな音を立てて階段を降り、大きな音を立ててお風呂の戸を閉めました。
湯船につかって少しはほっとしていると、ガリガリ、お風呂の扉を爪でひっかく音がします。
(ああ、また大猫のハルちゃんだな。ハルちゃんはお風呂に入ってくるのが好きだから。)と、思いましたが、まだプンプンしている私は、扉の方を見向きもしませんでした。どうせハルちゃんは器用に扉を開けて、入ってくるのですから、放っておいても大丈夫なんです。
でも、大きな爪音とともに扉が少し開くと、その開いた扉から黒い鼻が入ってきて、ぐいっと顔を出したのは、なんと犬のウメでした。
びっくりしたのなんのって!ウメが私の入っているお風呂の扉を開けたなんて、この11年で初めてのことです(ウメは現在11歳)。
ウメは大きな顔を扉から出すと、黒い丸い2つの目で、私を静かに心配そうに見つめていました。
私は胸がいっぱいになりました。
私が久しぶりに怒ったので、コウジさんもワッチも黙り込んでし~んとしていましたが(きっとお風呂に入っている私の悪口を、2人で言い合っているはず)、そんな2人を2階に置いて、ウメだけ1階に下りてきて、お風呂に入っている私の様子を見に来てくれたんです。
有難う、ウメ!
誰も私のことを心配してくれない中、ただ1人(1匹)、私のことを心配してくれたんです。
・・ 私はもう、この先の人生、このウメだけのために生きて行こう、とさえ思いました。(笑)。
髪を乾かすと、さっさと寝ました。
そんな私にウメがすぐついてきて、私の足元で寝てくれました。
おかげで安心して、今朝までぐっすり寝ることができました。
今朝、コウジさんは何もなかったように(というか、すっかり忘れているのです)元気に会社へ行きましたし、ワッチもブツブツ文句を言いながらも、大学へ行きました。
私は今日も愛情込めてウメのブラッシングを念入りにし(2回目)、ウメと笑顔を見合わせながら、おしゃべりしながら、ゆっくり楽しく散歩しました。
そして、今日は私がお風呂に入っていても、ウメは覗きにきませんでした。もう今日は私は元気だとわかっているのです。しかも、私より先に布団へ行って寝てしまいました(笑)。
ウメは、豊な感情を持っていて、人間と変わりません。人間のように悪口やへりくつを言わない分、人間より上だなあ、と思います。
私は、ウメが可愛くてたまりません。
ウメが待っていますので、もう寝ます。幸せだなあ。
それでは、おやすみなさい。